コウノトリと共に
中谷(なかのたに)地区とコウノトリ
日本の農業は、第二次世界大戦後、日本の経済が高度成長するなかで苗を田んぼに直接手で植える方法から機械で植える方法へと変化しました。
同時に、田んぼのあぜの草刈りも省力化するために除草剤を多用し、田んぼの中でも、害虫被害などを避け収穫量も多くしたいため、農薬がたくさん使われてきました。今では考えられないような使い方が当然のようになされてきたのです。
羽根をひろげると2mにもなるコウノトリがそのころまでたくさん野生で暮らしていましたが、餌場である田んぼの虫や魚、カエルなどが農薬で少なくなり、また、それを食べたコウノトリは体内に農薬をため込んでしまい、それが原因で、日本でなかのたにの近くを最後の生息地として野生ではいなくなってしまったといわれています。
コウノトリが生きていけないような環境は、当然人が安心に暮らしていける環境ではないのではないか。
わたしたちなかのたにの農業は、23年前に集落一丸となって取り組む組合組織にしましたが、ほどなく、コウノトリをマークに減農薬栽培の六方銀米を作り始めました。
豊岡市でもこのコウノトリを野生復帰させるため、市民あげての取り組みを始め、今では、野生のコウノトリ44羽が空を舞い、なかのたにの田んぼにも毎日のように舞い降りて餌とりをしています。
わたしたちは、自然を大切に、コウノトリと共生していける農業をめざして、農薬の使用を出来る限り少なくしています。

中谷(なかのたに)について
兵庫県豊岡市中谷の33軒の農家が一つになって農業に取り組んでいます。
中谷農事組合法人事務所
育苗施設 乾燥調整施設 堆肥舎 コイン精米機 を併設 登録検査員3名
中谷農事組合法人の前身、なかのたに生産組合設立当時、昭和62年に当時の子供たちが畳一枚大にふるさとの夢を描いた なかのたにさわやか村
兵庫県エコファーマー認定
*持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(持続農業法)に基づき、持続性の高い農業生産方式を導入する計画を作成し、知事の認定を受けた農業者
兵庫安心ブランド認定
豊岡市コウノトリの舞ブランド認証
豊岡市では、安全・安心な農産物を供給するため「コウノトリの舞」農産物生産団体認定制度創設。
この制度は兵庫県が認定した「ひょうご安心ブランド農産物」を生産する団体のうち、更に環境に配慮した栽培方法により生産している団体を豊岡市が認定するものです。
○見える安心
- ・生産者が確認できます。
- ・栽培履歴が確認できます。
- ・残留農薬が国の基準の1/10以下であることが確認できます。
○創る安全
- ・学農薬、化学肥料を不使用、もしくは低減して栽培しています。
- ・ひょうご安心ブランドの認定を受けた農産物です。
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- ・特別栽培農産物の要件を満たしています。
- ・生き物を育む栽培技術を実施しています。
乾田直幡の取組み
一部の圃場に乾田直幡技術も導入しています。
乾いた田んぼにすじを入れて、そこに種を落としていきます。広範囲の圃場で六方銀米をつくるための工夫です。田植え前の、苗箱に苗を育てるたいへんな作業が軽減できました。
転作の取組み
1.コウノトリ大豆
コウノトリ育む農法で取り組むコウノトリ大豆の取り組みです。良い等級の大豆をたくさん収穫するために3年前から農林水産省の生産性打破事業で技術を結集した取り組みをしています。
コウノトリ大豆の収穫のようす
2.麦
地元の醤油屋さんでつかっていただいている醤油やみそ、貴重な国産うどん粉になる麦を作っています。
なかのたにの様子
区切りのいい年に感謝祭を開催、収穫を喜ぶ催し、旅行など、地域のみんなで楽しみます
20周年感謝祭のもちまきのようす
毎年は出来ないけど 地区のみんなで食べるそば会 手打ちだよ
20周年記念旅行 静岡まで行きました
暴れん坊将軍のタイトルバックにつかわている浜で、富士山をバックにパチリ!
中谷農事組合法人の事務所の横で、毎年見事なぶどうを栽培をされている皆さん
沿革
| 住所 | 兵庫県豊岡市中谷字榎133-1 |
| 中谷農事組合法人 | |
| Nakanotani Agriculture Corporate Association | |
| 代表理事組合長 小島 昭則 | |
| TEL/FAX 0796-24-0758 | |
| http://nakanotani.com/ info@nakanotani.com |
| 昭和62年 | 中谷営農生産組合 設立 |
| 昭和63年 | 一集落一農場方式共同経営を開始 中谷新農業創造センター竣工 ライスセンター 育苗施設完備 県営ほ場整備事業によりパイプライン方式95a~150aのほ場完成 |
| 平成 2年 | 乾燥機増設 |
| 平成 3年 | 機械格納庫建設 ほ場個人管理システムの導入 経営改善プロジェクトチーム発足/地区民のバックアップ |
| 平成 5年 | 特別栽培米 六方銀米ブランド化 平成5年度水田営農活性化優秀表彰 農林大臣賞受賞 |
| 平成 6年 | 乾燥調整施設増設 |
| 平成 8年 | 平成7年度兵庫県農業実績発表大会 最優秀賞受賞 排水暗渠を考慮した大区画ほ場整備事業 完成 |
| 平成 9年 | 10周年感謝祭 |
| 平成10年 | 中谷農事組合法人設立 法人化 特定農業法人認定 |
| 平成11年 | 農用地利用改善団体活動 兵庫県知事賞受賞 優良農用地利用改善団体として農林水産省構造改善局長賞受賞 |
| 平成15年 | 農産物検査機関として登録 六方銀米 兵庫県 ひょうご安心ブランド 認定 豊岡市の認証 こうのとりの舞 農産物認定 |
| 平成16年 | 兵庫県 エコファーマー認定 |
| 平成17年 | 台風23号 一級河川 円山川決壊 ほ場全冠水/事務所/設備 大被害 |
| 平成18年 | コウノトリ育む農法 実践団体認定 |
| 平成19年 | JAグループ 農業簿記利用優良経営表彰 組織経営の部 優秀賞受賞 20周年感謝祭 |
| 平成20年 | 限界打破事業 コウノトリ育む農法 大豆栽培開始 |
| 平成21年 | 兵庫県 コウノトリ育む田んぼ認定 特別栽培小麦拡大 ふくほのか栽培 |
| 平成22年 | 草刈隊 結成 |
| 平成23年 | 第60回全国農業コンクール(和歌山:毎日新聞社) 全国大会出場 名誉賞 農林水産大臣賞 |
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